S.I.M インタビュー Vol.2

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自由で素敵な世界を広げていきたい

山本さん (50代) 東京都
 

Sailでの素晴らしい出会いに感謝

8年ほど前から、介護福祉士として訪問介護の仕事をしています。
結婚以来、夫の転勤で2~3年おきくらいに日本各地を転々としていました。長女は福岡、次女は大阪、長男は東京という具合に、3人の子どもを諸所で出産するような状況でしたから、きちんと腰を据えて仕事をするのは難しいことでした。
そんな中、知人のお祖母さんが84歳で介護ヘルパーをやっているという話を聞いて本当に驚き、同時にこれから先、私でも仕事を続けていけるかもしれないと思ったんです。
最初はパートで介護の仕事に就いていましたが、介護福祉士は3年働くと試験を受けることができるので、資格を取得してからずっとこの仕事を続けています。
 
Sailを始めたのは今年(2021年)の2月頃です。コロナの嵐が吹き荒れて外出もままならなかった頃、NHKでSailの紹介をしている番組をたまたま見たんです。面白そうだと思ったのですが、何しろオンラインでの会話など経験がなかったので、なかなか勇気が出ませんでした。
でも、子どもたちは当たり前のようにオンラインを活用して色々なことをやっているのに、自分はできないなんて残念。これからは、こういうことに慣れていかなければ、という思いもあって挑戦してみることに。最初はハラハラドキドキでしたが、私の中には色々な人と出会ったり、世界中を旅して様々な感性や文化を知ってみたいといった好奇心があり、そちらのほうが勝っていました。
 
Sailに参加して良かったこと、それはもう沢山ありますが、やはり人と人との出会い、これに尽きますね。
私は施設で働いているのではなく、訪問介護で一軒一軒お宅を回っているのですが、とりわけ夏場は身体に堪えます。そんなことから、ここ半年くらいSailはお休みしていました。
 
久しぶりに再開した際、介護職を志しているという、インドネシアの3人の女性と立て続けに出会いました。彼女たちは、いずれ日本に来て介護の仕事をしながら介護福祉士の資格を取得することを目指しています。それは正に私自身がやってきたことと同じです。私が自分の経歴を伝えると、目をキラキラさせながら「素晴らしいですね。尊敬します」という言葉が飛び出して来たんです。これには心から感激してしまいました。
 
介護福祉士は多くの人の人生に触れ、それぞれの困難を整理し、どうしたら、よりその人らしく暮らせるかを模索する仕事で、私自身、誇りをもってこの仕事をしています。そんな私の思いを、インドネシアの学生たちが拾い上げてくれたようで本当にうれしかったですね。
 
私も、彼女たちが日本に来た時は、職場環境をはじめ良い出会いがあることを願うばかりですし、もしも不安とか困ったことがあったら、一緒に考えていきたいと思っています。そのことを伝えたら皆、心の底から喜んでくれて。その反応が又、励みになるんですね。共感できる仲間との出会いによって世界がどんどん広がっていく、そんな思いが湧き上がってくるようでした。
 
そして、半年ぶりにSailを再開したら「S.I.M Sailer」という新たなプロジェクトが創設されていたので、どんなものなのか興味津々で申し込んでみました。惹かれた理由の一つは、詳細な自己紹介によってよりマッチングしやすくなっていたり、こちらからも相手を選べるといったツールとしての特典。あとは、寄付という社会活動を通して「私も、より良い世界を思い描きます」という気持ちの表れになるのかな、と。まだ申し込んだばかりですが、今後の色々なことに期待しています。
 

自由で開放的な子どもの居場所をつくりたい

現在、住んでいる江戸川区はこれまでで一番長く、もう22年になります。ここには「江戸川遊ぼう会」というボランティア団体があり、私は15年ほど前から地域の皆さんと共に「子どもの居場所づくり」を支援する活動を行っています。
これは、地域の子どもたちを中心に、色々な大人も出入りしながら、遊んだり、のんびりしたり、皆が思い思いに過ごせる子どもの遊び場。そんな自由でゆるやかな空間を皆でつくり続ける活動です。
Sailユーザー同士がオンラインで交流する「喫茶るんるん」には何回も参加していますが、ここも本当に素晴らしい空間だと思っています。実は初めて参加した時、子どもの遊び場と共通する感覚に捕らわれたんです。
どんなことを話してもいいし、出入りも自由。色んな表情の大人の皆さんが、その人らしく好きなように発言して、それぞれの個性が良い感じに混ざり合っている。私はあの雰囲気がとても好きだし心地良く感じています。
 
「江戸川遊ぼう会」子どもの遊び場にて、皆で焚き火
「江戸川遊ぼう会」子どもの遊び場にて、皆で焚き火
 

いつかきっと、もう一度インドへ

趣味は、旅と絵を描くことです。
今は、コロナ禍の前に一度だけ行ったことがあるインドに、もう一度行きたいと思っています。インドは暮らしている人たちが人間味に溢れ、自分の思いをそのまま出してきます。それによって私たちも自分の中に眠っていた人間味が呼び覚まされる、そんな面白さがあります。
 
実は、今まで一人で海外へ行ったことがないんです。空港での搭乗手続きとかそういったことが苦手で、いつも子どもたちに同行を頼んでいました。それで、コロナ禍が落ち着いたら、今度は初めて一人旅に挑戦してみようと、私としては大きな計画を立てているんです。
 
インドを旅した時、イギリスから来ていたお婆さんと出会ったことも影響しているかもしれません。バックパッカーの旅慣れたスタイルとは違う、高齢の方が一人で2カ月くらいかけて、ゆっくり旅しているのを目の当たりにして「私にも出来るかもしれない」と思ったのです。
あとは、私にとってインドの旅というのは、日本と比べると多種多様な情報が目からも耳からもどどっと入ってくるような感じでした。何が正しくて何が正しくないのかもわからなくなり、一旦心をフラットにせざるを得ないという混沌さと出会ったこと、それが私にはとても心地良かったんですね。インドと周辺国への旅は、きっとワクワク感がいっぱいでしょう。そんな風に感じてやまないのです。
 
2019年8月、インド・ラジャスタン州ジャイサルメールの砂漠をラクダに乗って
2019年8月、インド・ラジャスタン州ジャイサルメールの砂漠をラクダに乗って
インド、ラジャスタン州ジャイサルメールの街
インド、ラジャスタン州ジャイサルメールの街
 
絵画は、上手とか下手とか関係なく、とにかく楽しめばいいと思っています。なんでも描きますが、強いて言うなら抽象画が多いですね。どんな絵に仕上げるかは計画せず、どこまでも果てしなく続くように、ただただ線を積み重ねていく、そんな描き方が私は好きです。
 
果てしなく続くような絵を描くことが好きです
果てしなく続くような絵を描くことが好きです
 
これから先もSailを続けていく中で、今は予想もしていないような出会いがあったり、面白いことが起こったりするんじゃないかと期待しています。Sailにしても喫茶るんるんにしても自由で開放的。そんな素晴らしい空間で、世界がどんどん広がっていくのを、皆さんと一緒に楽しんでいけたらうれしいですね。
 
(聞き手・ライター 松井京子)
 
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